宮崎の縁起物「目の餅」

今日は、宮崎県に伝わるちょっと珍しい行事食**「目の餅(めのもち)」**をいただいたので、そのお話を。

皆さんは「目の餅」ってご存知ですか? 宮崎県内(特に県南や県西地域)で、1月14日の「小正月」に作られる伝統的なお餅のことなんです。

目の餅(めのもち)ってなに?

もともとは、柳の枝などに小さく丸めた紅白のお餅をたくさん飾りつける「繭玉(まゆだま)」の一種。その形が「目」に似ていることから、**「一年間、目が悪くならないように」「先が見通せるように」**という願いを込めて飾られます。

また、農家の方にとっては、お餅をたくさんつけることで「稲穂がたわわに実る様子」に見立て、豊作を祈願する意味もあるそうです。とっても縁起が良いお餅なんですよ。

飾ったあとは、美味しくいただくのが習わし

さて、この目の餅。飾って楽しんだあとは、家族でいただくのがお楽しみです。 そのまま焼いたり、お味噌汁(ぜんざい)に入れたりするのも定番ですが、今回試してみたのが……

**「目の餅の揚げあられ」**です!

作ってみた:カリッと香ばしい「揚げ目の餅」

作り方はとってもシンプル。

  1. 乾燥させる: 飾っておいた目の餅を、数日間しっかり乾燥させます。(ひび割れるくらいが揚げごろ!)
  2. 揚げる: 低温から中温の油でじっくり揚げていきます。
  3. 膨らむ瞬間!: 油に入れると、小さかったお餅が「ぷく〜っ」と膨らんで、可愛いあられに大変身!

揚げたてに少しのお塩や、お醤油をパラリとかければ完成です。

気になるお味は?

口に入れると、**「サクッ、ふわっ」**と軽い食感! 乾燥させたことで旨みがギュッと凝縮されていて、噛むほどにお米の優しい甘みが広がります。

市販のスナック菓子にはない、手作りならではの素朴で懐かしい味わい。 何より「縁起物をいただいている」という実感が、心をホッとさせてくれます。

伝統を味わう贅沢

最近では見かける機会が減ってしまった行事食ですが、こうして実際に食べてみると、先人たちが食べ物を大切にし、家族の健康を願ってきた想いが伝わってくるようです。

宮崎の豊かな食文化を感じる「目の餅」。 もし手に入る機会があったら、ぜひ「揚げ餅」にして、そのサクサク感を楽しんでみてくださいね。

皆さんの毎日も、先が見通せる明るいものになりますように!

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take

昨日の献立すら忘れがちな私の、記憶のバックアップ装置「にちろく」です。
日々のあれこれをゆるりと記録しています。

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